――液体調味料や蒸し焼きで水を熱するのはどう?
頻度が多くなければ問題ありません。
洗うのは火元から離して“一呼吸”してから
――調理の汚れを落とせる、お勧めの洗い方は?
洗う際はフライパンが十分冷えてから洗ってください。火元から離して、一呼吸(最低でも2分程度)してからのお手入れをお勧めします。目安は手で触れるくらいでしょうか。その後は柔らかいスポンジと中性洗剤で十分に洗ってください。急冷を避けるためにお湯で洗うのはお勧めです。ただ、熱湯はやけどの恐れがあるためお勧めできません。

――逆に勧められない、洗い方はある?
まずは、使用後すぐに裏面(底面)から水をかけて洗うこと。裏側からでも急冷されると、熱の急激な変化による変形を引き起こしてしまうことにつながります。次に食器洗浄機で洗うこと。ハンドルに水が浸入してしまい、腐食などのトラブルに繋がる可能性があります(ハンドルが取れるタイプでしたら大丈夫です)。このほか、スポンジの硬い面やスチールたわしや磨き粉の使用にも注意してください。表面の加工が痛む原因になります。
――洗剤や水でつけおきするのは問題ない?
フライパンに溜めるのは問題ありません。こびりつきは無理に落とそうとするとフッ素樹脂加工を傷つける恐れがあるので、水に浸して柔らかくしてからスポンジで擦り洗いしてください。ただ、洗い桶に本体を丸ごとつけると、ハンドルの取付金具に水が浸入して腐食につながります。
フライパンが長持ちする5つのポイント
――フライパンが長持ちするポイントを教えて。
5つお伝えします。(1)急冷しないこと。急激な温度差はフライパンが悲鳴をあげます。傷む原因となるので、熱々のままではなく少し時間を置いてからお手入れしてください。