愛媛県立とべ動物園にこの秋、新しい仲間が加わった。
かわいすぎる赤ちゃんに、お引っ越ししたばかりのとげとげ動物。秋のニューフェイスに注目だ。

赤ちゃんカンガルーの成長優しく見守る

10月4日に顔を出したアカカンガルーの赤ちゃん。お母さんの「アム」の袋から、度々顔をのぞかせている。

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性別はまだ分からないが、「ステップ」と名付けられた。

とべ動物園・山﨑洋介キーパー:
以前僕が人工哺育した「ジャンプ」の次の子供ということでステップと名付けました

鈴木瑠梨アナウンサー:
顔を見た時は、どんな気持ちでした?

とべ動物園・山﨑洋介キーパー:
(人工哺育した)ジャンプのことがあったんで、そのままお母さんが育ててくれるか、心配なところがあるので見守ってます

山﨑キーパーは、ステップの成長を優しく見守っている。

顔出す時には出産からすでに3カ月…“0歳の大冒険”

ところで、カンガルーはどうやって生まれてくるか、ご存じだろうか。

とべ動物園・山﨑洋介キーパー:
一番最初にカンガルーは“大冒険”をしてます

いったい、どういうことなのだろうか。

とべ動物園・山﨑洋介キーパー:
「総排せつ腔」という出てくる場所があって、そこから生まれたての数センチの赤ちゃんが袋まで“旅”をします

カンガルーはわずか3センチほどの小さな体で生まれ、そこから袋まで移動、ミルクを飲んで大きくなって顔を出す。

とべ動物園では、袋から顔を出した日を誕生日としているが、顔を出す時にはすでに出産から約3カ月たっているという。
顔を出した後、さらに3カ月ほどたつと、袋から出てくるようになるという。

とべ動物園・山﨑洋介キーパー:
このまま元気にお母さんのもとで育ってくれたらと思います

名前の通り、とべ動物園での生活の“一歩を踏み出した”ステップ、すくすく元気に育ってほしい。

無数の針が特徴 静岡から引っ越しのヤマアラシ

新しくお目見えしたのは、赤ちゃんだけではない。

鈴木瑠梨アナウンサー:
この秋、新たな仲間が増えたとお聞きしたんですが、どの子でしょうか?

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
アフリカタテガミヤマアラシの「ドゥ」くんです

10月14日に、静岡県の富士サファリパークからやってきた、ドゥくん。
ただ、まだ環境に慣れるのに時間が必要なようで…。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
なかなかちょっとした段差とか、外の空気とか、坂道とかそういうところにまだ慣れてないみたいで。少しずつなんですけど餌で前に前に進んでもらおうかなというところで

午前9時、開園に合わせて餌を置いて、動物たちを外に出していく。先輩の「ガチャピン」は扉が開くなり、外に出てきてくれたが…。

鈴木瑠梨アナウンサー:
ドゥくん、出てきてくれるでしょうか。ちょっと顔を出してくれました。でも、元に戻っていってしまいます。餌を取って中で食べるスタイルなんですね

そんなドゥくんに二宮キーパーは、時間をかけて信頼関係を築いていくという。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
まず、私たち飼育係に慣れてもらう、におい、足音、顔、声というところから、声かけをしたり。「ドゥくん、おはよう」という感じで、まずは声かけです

無数の針が特徴のヤマアラシ、針を見せてもらった。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
この細いのは敵を刺すよりは、ファッと広げて「大きいぞ」って威嚇する時のですね

鈴木瑠梨アナウンサー:
これも同じ針なんですか?

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
同じなんですが太いですね。かなり太いですね。アルミ缶をズボッと刺すと、アルミ缶が貫通するくらい

普段はおとなしいヤマアラシだが、いざというときの攻撃力はすさまじい。

そしてこちらの木は…。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
毎日夕飯の時に一緒に「かじり棒」を入れています

餌と一緒に木をかじって、歯が伸びすぎないようにしているという。

少しずつとべ動物園になじんでいってほしいドゥくんだが、大きな期待も背負っている。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
お隣に女の子がいます。「ブリーディングローン」という繁殖目的に搬入しているというところもありますので、将来的には子供ちゃんが生まれてくれたらいいなと思っています

皆さんも、とべ動物園の秋のニューフェイスに会いに行ってみてはいかがだろうか。

(テレビ愛媛)