10月11日から大幅に緩和された新型コロナの水際対策。入国者数の上限が撤廃され、ほぼコロナ禍前の状態に戻ることになった。

観光客の増加や2025大阪・関西万博を見据えて、関西空港ではターミナルの改装工事を進めてきた。そして26日、国内線乗り場に新たなエリアが誕生。生まれ変わったエリアを取材した。

面積は従来の5倍に 飲食店充実

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記者リポート:
保安検査を終えた後の国内線に新しいエリアが完成しました。面積は5倍になったそうで、新しいお店がいっぱいできているそうです。行ってみましょう

関西空港第1ターミナルでは、観光客が増えることや2025年の万博を見込んだ改装工事が進んでいて、完成した一部エリアが報道陣に公開された。

従来は1店舗しかなかった飲食店は、なんと4店舗に。大阪らしいお好み焼きや関西以外のご当地グルメも楽しめる。

京都の天ぷらの名店「圓堂」を味わう

京都・八坂の天ぷら専門店も出店。関西空港限定メニュー「かき揚ライスバーガー(税込750円)」を試食。

記者リポート:
うーん!まず一口噛んだときのサクッという音に驚きました。味も大変上品ですね

Q. この商品は誰が考えた?

天ぷら 圓堂 遠藤弘一代表:
はい、私でございます。「モスライスバーガーをパクッたやないか」と言われるとつらいんですけども。より幅広い方に、色々な国の方にも、古来の日本の伝統料理である天ぷらを味わっていただきたいという思いで開店させていただきました

狙いは”保安検査場の先”への早めの誘導

また、新エリアのオープンに伴って新たに登場した交通手段が、自動運転モビリティ「WHILL(ウィル)」。保安検査場・商業エリア・搭乗口を結び、高齢者や体力に不安がある人が自由に利用できる。

新たに登場した交通手段 自動運転モビリティ「WHILL」
新たに登場した交通手段 自動運転モビリティ「WHILL」

保安検査場の先にあるエリアで店舗や設備を充実させるのには、ある狙いがあるそうで…。

関西エアポート 江村剛執行役員:
できるだけ早く保安検査を終えていただいて、安心して飛行機までの時間を過ごしていただける方が、お客さまにとっても利便性が上がるんじゃないかなと

新しい国内線エリアの誕生で、関西空はインバウンド復活に対応する万全の体制が整ったようだ。

(関西テレビ「報道ランナー」10月25日放送)

関西テレビ
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