2017年に福井県内で考案されたニュースポーツ「ゲッター」。2022年10月には3回目の全国大会を控えている…が、その存在はまだ広く知られていない。福井テレビでは謎に包まれたゲッターの練習に潜入、その魅力を体験した。

町の木材を使ってレース!見た目に反し運動量は…

田島嘉晃アナウンサー:
福井県池田町に来ました。こちらで地元の木材を使ったスポーツ「ゲッター」を練習しているそうなんですが、あれですかね。ムカデ競争みたいな感じ

「ゲッター」の練習中のようだ
「ゲッター」の練習中のようだ
この記事の画像(9枚)

練習場を訪れると、そこには、2枚の細長くて薄い木の板を、スキー板のようにして履く人の姿が…。しかし1人ではなく、4人で1組の木の板を履き、息を合わせて動かしている。

池田町教育委員会・山内貴文 主幹:
地場産スギでできた、げたをまねてつくった「ゲッター」です

田島嘉晃アナウンサー:
げただから「ゲッター」と!

ゲッターは、長さ2.5メートルの木製の板を履き、50メートルの直線コースをいかに早く駆け抜けるかを競う。全国大会は、4人1組とペアの2種目がある。

池田町教育委員会・山内貴文 主幹:
「木活」ということから木を使ってスポーツができないかなと、試行錯誤して考え付いた

池田町はこれまで、木材を使ったスポーツ競技を生み出している。木を切るスピードを競う「木ッター」、木のブロックを15個積み上げる速さを競う「立ッター」などがある。

そしてゲッターが考案されたのは2017年。池田町は、翌年の福井国体に向けた独自スポーツの開発を模索していた。面積の90%以上を森林が占める池田町として、木材の活用は必須だった。

そしてもう一つ大切にしたのが「競技性」だった。木を使って勝負できる動作は何か?知恵を絞った結果ひらめいたのが…「木を使ってレースをすればいいじゃないか!」この瞬間、ゲッターが誕生した。

運動会でもできそうな気軽なスポーツにみえるが、実際競技に臨むと…

競技を終えた人:
ハーハーハー… 大変です…

競技を終えた人:
体力とチームワークが試される競技

息を切らせて、そう答えてくれた。

「パックンマックン」も参加予定 ウッドスポーツでまちを盛り上げる

本当にそこまで体力が奪われるのか。今年31歳の田島アナウンサーが体験してみると…

思わず倒れ込む田島アナ
思わず倒れ込む田島アナ

ゴールした瞬間、あまりの疲労に倒れ込んでしまう。

田島嘉晃アナウンサー:
一瞬危ない場面もありましたが、50メートル駆け抜けました。言葉が出ないですね…疲れすぎて…

全国大会の開催は、人と人との交流を増やし、過疎が進むまちを盛り上げたいのが狙いだ。

池田町教育委員会・山内貴文 主幹:
池田町を通り過ぎるだけではなくて、足を止めもらうことも工夫していかないといけない。日本全国の人にウッドスポーツを知ってもらって、池田町に来て参加してもらいたい

全国大会には、福井にゆかりのあるお笑いコンビ「パックンマックン」も参加予定。全国にムーブメントを広げることができるのか、今後の取り組みに注目だ。

(福井テレビ)