コロナ禍の大分県別府市を盛り上げようと、市内を舞台に撮影された怪獣映画が完成し、8月19日から公開されている。 8月18日夜には先行上映会が行われた。
大怪獣ブゴンが襲来 30分の特撮映画
8月19日から公開が始まった「大怪獣ブゴン」。大分県別府市内に突如現れ、街中で暴れるブゴンに地元の人たちなどが立ち向かう、約30分の特撮映画だ。

新型コロナで打撃を受けている別府の観光を盛り上げようと、地元の有志たちが企画した。
メガホンをとったのは、ウルトラマンシリーズなどを手がけた田口清隆監督。別府市民もエキストラとして参加し、市内の様々な場所で撮影が行われた。
迫力ある爆破シーンは、建て替えで取り壊す予定だった「杉乃井ホテル」のHana館を使って撮影された。

大迫力の爆破シーンに市民は…
映画の公開前日、8月18日夜に先行上映会が行われ、約170人が訪れた。舞台挨拶には田口監督や主演俳優の青柳尊哉さんなどが登壇した。

田口清隆監督:
本当に僕にとっても楽しかったし、嬉しかった。そして今日はみなさんと楽しい場を一緒に共有できて、ブゴンと挨拶できたことを嬉しく思う
杉乃井ホテル&リゾート 似内隆晃社長:
ニュースを見るまであんなに激しい爆破だとは…本当じゃんと思いながら。もっと小規模なものをイメージしてた(笑)
主演俳優 青柳尊哉さん:
あげく廊下まで爆破されてましたからね
杉乃井ホテル&リゾート 似内隆晃社長:
いろいろ爆破してんじゃんって

上映会では、訪れた人たちが見慣れた街並みで繰り広げられる迫力ある爆破シーンなどを楽しんでいた。
上映会に訪れた男の子:
破壊とかがかっこよかった。ブゴンが歩いているときの音もかっこよかった。今日ちょうど行った別府タワーとかが倒れてた
出演した人:
すごい楽しかった。あんなに特撮もしっかりしていてびっくりした
映画「大怪獣ブゴン」は、別府ブルーバード劇場で8月19日から公開されていて、売り上げの一部は市内の共同温泉に寄付されるという。別府市の他にも今後、全国のミニシアターで公開される予定だということだ。
(テレビ大分)