スズメバチは秋に凶暴化するといわれている。その生態や対策について、昆虫の生態に詳しい三重大学・生物資源学研究科の塚田森生(つかだ・もりお)教授に伺った。

スズメバチが攻撃的になるのは巣の子供を守るため

スズメバチは、春に女王バチが1匹で巣を作り始め、夏にかけてメスの働きバチの数が増えていく。秋ごろになると、来年に女王となる“新女王”とオスが誕生する。

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働きバチは次期女王とオスを育てて守ることも仕事となるので、誰かが巣に近づくと、子供を守るためにいつも以上に攻撃的になる。

刺されないためにはどうすればいいのか、大事なポイントは3つ。

1.「ニオイに注意」
スズメバチは人工的なニオイに対して特に敏感なので、香水、化粧品、整髪料などをつけないようにする。

2.「黒を避ける」
スズメバチは黒を敵とみなすので、黒色や暗い色の服は避ける。

3.「白い帽子をかぶる」
スズメバチが最も攻撃してくるのは頭。長袖・長ズボンで肌の露出を防ぐのはもちろん、白い帽子をかぶることが大切。

(東海テレビ)

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