私がお伝えしたいのは「インフルエンザ流行の恐れ」です。

日本では新型コロナ感染者の高止まりが続いていますが日本と季節が逆のオーストラリアでは、コロナが広がる中、例年よりも早くインフルエンザの流行が確認されました。

日本でも、今シーズン同時流行が懸念されています。

ポイントはこちら。「新型コロナと同時流行も インフルエンザへの備え」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

新型コロナの感染が拡大してから、過去2年間は行動制限や入国規制が行われたことから、日本で季節性インフルエンザは流行しませんでした。

しかし、行動制限や水際対策の緩和により国内にウイルスの持ち込まれる可能性があるほか、過去2年間感染者が少なかったことから、集団免疫や自然免疫がなくなりインフルエンザが流行する可能性が指摘されています。

そのため日本の厚生労働省は今シーズンのインフルエンザワクチン供給量を増やし過去最大となるおよそ7000万人分確保しています。

また、日本と季節が逆で、流行を予測する際に参考となる南半球のオーストラリアでも2年間はインフルエンザは流行しませんでしたが、今年は新型コロナと同時に流行が確認されています。

厚労省では、今後、インフルエンザワクチンについて接種の呼びかけを行っていく方針ですが、インフルエンザと新型コロナのワクチンの同時接種について安全性や有効性に問題はないとしています。

(フジテレビ社会部 三上紗永)

三上 紗永
三上 紗永

フジテレビ報道局社会部記者 厚生労働省担当