地方の特産を有効活用した、SDGsな“タレ”が開発された。料理の幅を広げてくれる上、環境にも優しいタレとは一体?

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風味も栄養成分も豊富!「搾りかす」を有効活用

さまざまな食材をおいしく引き立ててくれるそのタレとは、ごまダレ。使われているのは、宮崎県三股町のゴマだ。

国内に出回るゴマのうち、国産は、わずか0.1%以下。
県内では三股町を中心に、約3トンを生産している。「しも農園」では、ゴマの生産から加工、販売までを手がけている。

加工品の1つ、ごま油を作るうえで出てくるのが「搾りかす」だ。

しも農園・下石正秋 代表:
弊社の場合は、ごま油を搾るのに(薬剤を使わず)圧搾、プレスで圧力だけで絞っています。そうすると、搾りかすの中に大体15~20%ぐらい油分が残るんですね。いろいろなものに使える可能性があると

風味も栄養成分も多く含まれているにも関わらず、これまで使い道がなかった搾りかす。

搾りかすを有効活用し、誕生したのが2種類のごまダレだ。

創業1867年の老舗、持永醸造が製造した。

持永醸造・持永芳崇 専務:
(搾りかすを)パウダー化することによって、調味料と混ぜあわせることができ、商品化できました。生産者と協力することによって、新しい商品を生み出すということに喜びを感じました

そのお味は・・・。

永井友梨アナウンサー:
すごく濃厚です。ゴマのおいしさがギュっと凝縮されていて、お肉はもちろん、お野菜、そしてバーベキュー以外にもいろいろなバリエーションで使えそうです

1次産業が多い宮崎 少しでも助けになるものづくりを

今回、このごまダレのプロデュースを行ったのが、古川里一郎さん。これまで大手お菓子メーカーや、商社の食品バイヤーを務めた経験をふまえ、商品の開発から販売までコンサルタントを務めている。

Riichirou Produce・古川里一郎さん:
まだまだ活用されきっていないものが非常に宮崎って多いなと感じてまして、そこを含めて、ブランディングできればと思っております

現在、タレを中心に9種類を商品化。県内のさまざまな場所で販売されている。

永井友梨アナウンサー:
8月から新登場したのが「チキン南ばんのタレ」。こちらにも宮崎の特産が有効活用されています。

それは・・・完熟マンゴー。
加工品を作る際に廃棄されてしまう部分を使い、さまざまな料理にあうタレに仕上げた。

Riichirou Produce・古川里一郎さん:
マンゴーは、えぐみもちょっと多いので難しかったんですけれども、今回、結構フルーティーな感じになって、これはいけるのではないかと

タレの開発には、1次産業が多い宮崎を少しでも助けられるものづくりができればという古川さんの思いがある。

Riichirou Produce・古川里一郎さん:
捨てるということはお金もかかりますし、それを有効活用して、いかにお金を生むかということをやっていきたい。SDGsの一環でもあるんですけれども、農家の方の所得もあげられるので、そこもダブルでやっていければと思っております

宮崎の特産をあますところなく使って開発された、地球にもおいしいSDGsなタレ。宮崎空港や県内のスーパー等で販売されている。

(テレビ宮崎)