大阪・守口市立の小学校のグラウンドから、大量のがれきが見つかった。
一体なぜ、がれきが埋まっていたのだろうか。
がれきを見つけた人:
レンガですね
これ鉄筋や、ブロックの鉄筋や

地面の中から出てきたのは、鉄筋やブロックなど大量のがれき。
ここは、子どもたちが毎日のように使う小学校のグラウンドだ。

2022年5月、大阪・守口市立の小学校で、少年野球チームの関係者が練習用のネットをグラウンドに打ち付けていたところ、地中の浅い場所からがれきが出てきた。
がれきを見つけた人:
5センチぐらい掘ったところに、レンガのようなものが出てきて。これおかしいなと思って、もうちょっと掘り下げたら、ブロックがまるまる埋まっている状況
中には、とがった金属も…
がれきを見つけた人:
そんなのが(子供たちに)刺さると考えたら怖いですよね

調査したところ、グラウンドのあちこちからがれきが見つかり、守口市は約5000万円をかけてがれきを撤去し、整備することを決めた。

出てきたのは、コンクリートの塊や鉄筋、さびたくぎなど…いったいなぜ小学校に大量のがれきが埋まっていたのだろうか?
守口市教育委員会は、「工事で出た廃棄物が不法投棄されたのではないか」と考えている。
守口市教育委員会 教育総務課 酒田宗利課長:
校舎の建て替えはないんですけど、細かい工事もありますし、大きな工事もあった。耐震工事も実施しています。どの工事だという特定は難しい
この小学校は約50年前に開校していて、グラウンドは田んぼを埋め立てて作られた。
その後も何度か工事が行われていて、埋められた時期の特定は難しいということだ。

では、なぜ今になってがれきが出てきたのだろうか。
守口市教育委員会 教育総務課 酒田宗利課長:
グラウンドの浅い所から出てきましたので、土が減っているのが原因かと
グラウンドの土は、雨や風の影響で徐々に削られていく。
土が減ったことで、埋まっていたがれきが地表に近づいた可能性があるということだ。

小学校に突然現れた、謎のがれき。
撤去や整備の作業は、10月中旬までかかる予定だ。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年8月11日放送)