夏休みで家族や友人と夏のレジャーを楽しんでいる子どもたちも多いだろうが、忘れてはいけないのが夏休みの宿題。

ついつい溜め込んでしまい、休み最終日になって慌てて手をつける…という経験をした人も少なくないのではないだろうか。

そんな夏休みの宿題の進め方について、総合教育サービス事業の株式会社やる気スイッチグループが、こんな調査を行った。

「早くやる」「スケジュールを立ててやる」派が優勢

この調査は、やる気スイッチグループのスクールに通う未就学児~高校3年生の子どもとその保護者569組を対象としたインターネット調査(2022年7月15日~7月20日)。

この調査によると、夏休みの宿題を「締切の前日・夏休みの最終日にまとめてやる」という子どもはわずか7.2%!

「できるだけ早く終わらせる」が35.3%、「最初にスケジュールを立てて計画的に進める」が27.1%。「計画は立てずに空いた時間で取り組む」が24.1%という結果になった。

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さらに、夏休みの宿題への取り組み方を学年別に見てみると、「すぐやる」と答えたのは小学生が最も高く39.9%。高校生は「空いている時間にこなす」との回答が最も多く56.7%と全体の半数以上となったという。

また、学校で日常的に出される、いわゆる「普段の宿題」については、「できるだけ早く終わらせる」が46.2%と半数近い一方で、「締切の前日にまとめてこなす」が9.7%と、時間がたっぷりある夏休みの宿題よりも“終盤追い込み型”が多いという結果になった。

実は“追い込み型”は多くない?(イメージ)
実は“追い込み型”は多くない?(イメージ)

夏休みの宿題は、提出までに時間があるからついつい手をつけるのを先延ばしにしがち…ではなく、実はイマドキの子どもたちは「すぐに終わらせてしまう」「計画的にコツコツ進める」派が多いという意外にも思える調査結果。

「自分も周りも、夏休み最終日に冷や汗をかいていたけれど…」と自身の学生時代を回想する人もいそうだが、最近の夏休みの宿題事情やその他の調査結果について、やる気スイッチグループに聞いてみた。 

「保護者が関与する度合いが増えたのかも知れません」

――「夏休みの宿題」に関する調査をしたきっかけは?

今年の夏休みに、弊社の各スクールで提供している夏休み向けのプログラムや自由研究に役立つイベントに加えて、新たな企画を打ち出すにあたって、お子さまが夏休みの宿題をどのようにこなしているか、どのような課題があるかを把握するために実施しました。

このアンケート結果は、この夏休みに初めて実施した「HALLOタイピングキャンプ」や「HALLOプチ体験会」などの参考にしております。


――いわゆる“終盤追い込み型”が少ないという結果、どう受け止めた?

このアンケートの企画担当者としても、少し意外でした。少子化が進み、お子さん一人ひとりに保護者の方が関与する度合いが増えたのかも知れません。また、ひょっとすると夏休みの終盤に差しかかると「計画どおりに進まなかった」という割合が増えるかもしれません。

保護者がしっかり見られる度合いが増えた?(イメージ)
保護者がしっかり見られる度合いが増えた?(イメージ)

――宿題を計画的に進めるタイプが優勢…これはいつごろからの傾向?

このアンケートは今回初めて実施したため、残念ながら過去のデータと比較することはできませんでした。
ただ、弊社の個別指導塾「スクールIE」は教室長が生徒一人ひとりの学習の目標と達成計画を立て、その進捗を定期的に確認していますので、通塾生は夏休みの宿題においてもフォローできているのだと思います。


今回の調査ではこれまでの夏休みの宿題の進め方と比較することはできなかったが、やる気スイッチグループは“終盤追い込み型”が少ない理由について「保護者の関与する機会が増えた」ことを挙げている。

宿題を誰かに手伝ってもらっているかを聞いた調査では、夏休みの宿題を「自分で頑張る」と回答したのが全体の67.1%、一方で「保護者に手伝ってもらう」と答えたのは45.5%(複数回答可)。
普段の宿題は「自分で頑張る」のが85.4%、「保護者に手伝ってもらう」のが17.9%ということで、普段の宿題はひとりでこなしても、夏休みの宿題は保護者と一緒に取り組む、という子どもが多いことがわかった。

やる気スイッチグループによると「保護者が宿題を手伝うのは、必ずしも宿題をこなせない子どもの様子を見かねて手助けをするのではなく、特に自由研究などを夏休みのプロジェクトとして親子で一緒に楽しみながら取り組むケースも少なくない」そう。

保護者が子どもに関与する機会が増えたことについて、やる気スイッチグループは「少子化が進んだこと」を要因のひとつと分析しているが、ここ数年のコロナ禍の夏は親子ともに“おうち時間”が増えたこととも関係しているのかもしれない。
 

もう終わった?苦手な宿題は「読書感想文」がトップに…

ちなみにそんな夏休みの宿題だが、「好きな夏休みの宿題」のトップは「タブレットを用いた学習(49.0%)」、苦手な宿題は「読書・読書感想文(54.7%)」という調査結果も出ている。

タブレット学習など“イマドキ”の宿題が人気な一方、いつの時代も苦手な人の多い「読書感想文」が変わらず苦手な宿題の1位にあるというのも、面白い結果だ。

まもなく楽しい夏休みも終わってしまうが、お子さんたちの宿題の進み具合はいかがだろうか。早めに終わらせて残りの夏休みを満喫している子もいるだろうが、担当者が語るように、「早めに終わらすつもりだったが計画どおりに進まなかった…」と焦っているお子さんを見て、なぜかシンパシーを感じている親御さんもいるかもしれない。