7月、陸上自衛隊海田駐屯地で開かれた、年に一度の体験イベント。多くの若者たちから将来を見据えた”熱い視線”が注がれていた。
なぜ今、自衛隊が注目されているのだろうか。

ドラマでも話題に自衛隊に若者が興味津々

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防衛省が全面協力してテレビドラマの舞台になるなど、いま話題の陸上自衛隊。
7月に開催された、広島県にある陸上自衛隊海田市駐屯地のオープンキャンプには、高校生など約300人の若者が集まった。

自衛隊員:
もらえる給料の額が全国平均16万1000円なのに対して、自衛官の給料は17万9000円。生活費は無料なので、給料を全て自分のために使えるんですね!

海田市駐屯地では3年前から年に一度、自衛隊を説明するオープンキャンプを開催。自衛隊という職業をより深く知ってもらうことはもちろん、不安や心配事があれば解決してもらえる場にしたいという。

体験コーナーも充実!迫力満点の自衛隊車両も間近で

体験コーナーでは、実際に装備を身に着けることができる。オープンキャンプに参加した、テレビ新広島の加藤アナウンサーは...

加藤アナウンサー:
防弾チョッキに鉄帽。リュックを背負うと...身に着けた重さはおよそ30キロ!ずっしり重たいです

続いて、105ミリ戦車砲などを搭載した74式戦車に乗せてもらった。

加藤アナウンサー:
かなり揺れますね!最高速度は時速53キロとのことです

他にも、間近で迫力満点の自衛隊車両を見ることができ、今回のオープンキャンプは大盛況だった。

若者が陸上自衛隊への入隊を目指す理由とは...?

普段みられない陸上自衛隊の姿を紹介する、今回のイベント。将来の進路の選択に少しでも結びつけてほしいと願う自衛隊だが、参加した高校生はどう感じたのだろうか。

高校3年生の参加者:
受けようと思っている。身近な人が自衛官で自衛隊に入った後に会ったら大人になっていたのでそれに憧れた

高校3年生の参加者:
僕はキツイと聞いたので入ろうと思った。自分を鍛えたいなと...体も心も鍛えられるかなと思って

また、同じく入隊を目指す、熊野町からきた女子高校生に話を聞くと…

熊野町から来た高校生3年生:
西日本豪雨で自衛隊の人たちが救助している姿を見てカッコいいなと思いました。私も将来人を助けたりしたいです

平和と独立、そして国民の生命と財産を守る役割を担っている自衛隊。その最前線の現場にいま”熱い視線”が注がれている。

(テレビ新広島)

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