18歳の女性に飲酒をさせたと報じられ自民党を離党した吉川赳議員に対する議員辞職勧告決議案について、5日、衆院議員運営委員会理事会で採決に向けた協議が整わず、今国会では廃案となる見通しとなった。

18歳の女性に飲酒をさせたと報じられた吉川赳議員に対して立憲民主党が提出した議員辞職勧告決議案は5日開かれた議院運営委員会の理事会で協議された。

この中で与党側から「議員身分に直接関わり、慎重に取り扱うべきで、本人が説明責任を果たすべき」との意見が出て、採決に向けた協議が整わなかった。

過去にも週刊誌の記事を元に議員辞職勧告決議案を採決した例はないという。

衆院・議運委 理事会(5日午前)
衆院・議運委 理事会(5日午前)
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決議案では吉川氏が「記者会見も開かずに国民への説明を一切拒否している」などと指摘し、辞職を求めていた。

吉川氏への議員辞職勧告決議案を巡っては、6月にも通常国会に提出されたが、「報道だけでは事実確認できない」とする自民党などの賛同が得られず、本会議で採決は行われず廃案となっていた。

2カ月ぶりに国会に姿を見せた吉川赳衆院議員(3日)
2カ月ぶりに国会に姿を見せた吉川赳衆院議員(3日)
政治部
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