高市総理大臣は8日、自民党に所属する女性の国会議員や地方議員が参加する集会で挨拶し、いわゆる”ガラスの天井”などと呼ばれる女性への風当たりが強かった初当選時代を振り返り、「自分も傷つくけれども、やっぱり親がかわいそうでたまらんかった」などと、当時の心境を吐露した。
高市総理は、挨拶の中で「私が初めて当選したのは、もうすごい昔で、32歳の時でした。その頃ずっと選挙区を歩いてますとね、もう30を超えているのに、『この小娘が国会行って何できんねん』って、いや、もう小娘ちゃうしと思って、おばさん入ってるしと思いながら、それでも、やっぱり、女性が国会行って何できんねんという言葉をよく聞いた時代だった。だから、若いこととか女性であることが、どちらかといえばマイナスだった時代でした」と、30代前半で初めて国政に挑んだ頃を振り返った。
また、「若い頃っていうのは、なかなかしんどいこともあって、選挙に出る言ったら、当時はまだインターネットとか普及してなかった時代ですから、古典的な怪文書ですね、全戸にこうポスティングされるやつで、『高市は誰々の愛人だ』とか、『なんとか県会議員の愛人だ』とか、もうどんだけ愛人おるねん言うぐらい、そういう怪文書が撒かれた。そういうのって、自分も傷つくけれども、やっぱり親がかわいそうでたまらんかった」と述べて、当時の苦しみを吐露した。
さらに、高市総理は、「自分なりに一生懸命仕事をして、勉強して、党内でも発言をしたり、議員立法に一生懸命取り組んだりして、やっと初入閣をした時に、『しょせん女性枠だから』って男性の同僚議員に言われた時に、やっぱりちょっと傷ついたりもしました」の述べ、2006年の初入閣の際に、自分に向けられた心ない言葉を披露する場面もあった。
一方で、高市総理は、「(選挙の際に)若い人おらへんかとか、女性候補者いたらいいなとか、だんだん各都道府県連の選考などでも、そういう声を聞く時代になってきたな、音を立てて動き出してきてる」と述べて、女性に対する風向きが変わってきたと指摘した。
その上で、高市総理は、2027年の統一地方選挙で改選を迎える地方議員らを念頭に、「やっぱり女性がいなきゃダメだ。やっぱり変わったよね。地域の声が反映したよね。地域の声に動かされて国政も変わったよね。そう実感してもらえる。それが大きな実績になります。強くて安心できて、たくさんの人に信頼される、そんな自民党を作ってまいりましょう」と、今後の選挙での必勝に向けて一致結束を呼びかけた。