福島第一原発で増え続けている「処理水」を海に流す計画が原子力規制委員会で認可された。
トリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、東京電力は基準以下の濃度に薄め新設した海底トンネルを使って原発から1キロほどの沖合に放出する計画。
先ほど規制委員会の臨時会議が開かれ、国民からの意見公募の結果も踏まえ安全性に問題ないとしてこの計画が認可された。
海洋放出をめぐっては地元の漁業者を中心に懸念の声が多く、東京電力は地元自治体の了解を得た上で来月にも本格的な工事を始め、2023年春頃の放出開始を目指している。
すべての処理水の放出におよそ30年かかる見通し。