アップルがiPhoneの価格を大幅に値上げするなど、物価高が続く中、中古のスマホ市場が活気づいている。こうした中、わずか10分で要らないスマホを買い取ってくれるマシーンが登場した。

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AIが約10分でスマホを査定

都内のデパートの入り口に置かれている機械に書かれていたのは「AI査定」。 実はこの機械、要らなくなった自分のスマートフォンを査定して買い取ってくれるというもの。

AIで査定してくれるというが、一体どんな仕組みになっているのか。
操作方法は簡単。事前に売りたいスマホに査定用アプリをダウンロードして画面の指示に従って操作していく。

ティーガイアスマートライフ事業本部・川口訓弘さん:
モニターが上にスライドして、中にスマートフォンを入れていただきます

そして、機械にスマホを入れると、上下左右に内蔵されている6台のカメラが傷の状態などをチェック。わずか10分で診断結果が出て、買い取り価格は4,200円。

スマホのデータは完全消去されるので個人情報も安心

AIが査定した金額に納得がいけば、銀行口座の情報を入力して買い取りは完了。後日、現金が振り込まれるのを待つだけ。

引き取られたスマホのデータは完全に消去されるため、個人情報も安心。

スマホの査定についてお客さんに聞いてみると…
20代女性A:
家電量販店で(スマホを売りに)出したことがある。サイン書いたりとか複雑だった
――この機械だったらどうですか?
20代女性A:
すぐできて良いなって思いました
20代女性B:
簡単ならやってみたい

6割以上が使っていないスマホ持ち

円安の影響でiPhoneが大幅に値上がりしたのに伴い、中古スマホ市場はさらに活況となっている。日本では、今も多くの中古スマホが使われずに自宅に眠っているという。

ティーガイアスマートライフ事業本部・川口訓弘さん:
6割以上の方が家に使っていないスマートフォンが眠っているという調査も取れていますので、是非そういう方に使って頂きたいなと思っています

このスマホ買い取り機の中には何万台という査定が済んでいるスマホのデータが蓄積されていて、そのデータと照らし合わせてAIが買い取り金額を提示する。現在、都内3カ所6台設置されているという。

(「イット!」7月12日放送分より)