ロシア海軍の艦艇7隻が16日、千葉県沖を航行したことについて、岸防衛相が17日の会見で、「ロシア軍の動向を注視し、警戒監視活動に万全を期していく」と述べた。
防衛省によると、16日午前9時、ロシア海軍の駆逐艦、フリゲートなど艦艇7隻が、千葉県・犬吠埼の南東約180キロメートルの太平洋上を南西方向に進んでいるのを海上自衛隊の護衛艦が確認した。
このうち5隻は、9日に北海道の根室半島沖でも確認されている。
また、15日正午頃には、7隻すべてが北海道の襟裳岬沖を航行しており、北海道沖から千葉県沖へ南下した。
これに対し、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」やイージス艦「こんごう」が警戒にあたった。
岸防衛相は会見で、「ロシア軍艦艇の我が国周辺海域における動向を引き続き注視し、警戒監視活動に万全を期していく」と強調した。

【画像】千葉県沖まで南下したロシア海軍艦艇(統合幕僚監部提供)
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