色とりどりの派手な明かりの下、密な状態で踊る大勢の人。中国・北京のナイトクラブだ。

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新型コロナウイルスの感染者の減少に伴い、規制が緩和された直後の6月9日、北京市朝陽区にあるナイトクラブで大規模なクラスターが発生した。

これまでに、ナイトクラブを訪れた客やスタッフなど228人の感染を確認。濃厚接触者は6000人以上に上るという。

“立入禁止の柵”設置 周辺店舗も全て営業停止

大規模クラスター発生後のナイトクラブ周辺は…

FNN北京支局 河村忠徳記者:
こちらにあるナイトクラブでクラスターが発生したことにより、周辺すべての店舗が営業停止となりました。

ナイトクラブのあるエリア全体が、立ち入ることができないよう柵で囲われていた。

クラスターが発生したナイトクラブが2021年10月にSNSに投稿した映像では、大勢の人が集まり、声を出して歌っていた。

北京市では、6月6日から店内での飲食が解除されていた。しかし…

FNN北京支局 河村忠徳記者:
こちらの小学校も13日から再開予定だったのですが、クラスターの影響を受けて再開は見送られることになりました。

今回のクラスターが発生した地区では、カラオケや娯楽施設が営業できなくなるなど、再び規制が強化される見通し。

クラスター発生地の近くの住人:
感染拡大は始まったばかりだから心配だ。

クラスター発生地を通る配達員:
密集したせいだ。密集しなければこんなことにならなかった。

当局は、感染再拡大に警戒感を強めている。

(「イット!」6月13日放送より)