各地の学校で、体育の授業中などに、熱中症により搬送される児童・生徒が相次いでいる問題で、末松文部科学大臣は、きょうの閣議後の記者会見で、体育の授業や登下校中にはマスクをはずすよう、全国の教育委員会に通知する考えを明らかにした。
通知は、きょう発出される予定で●熱中症の危険性を周知、●体育、登下校ではマスクを外す、●生徒・児童間などの距離をあけるなどの工夫をすることが盛り込まれているという。
会見で、末松大臣は「即、命を落としかねないので、体育では外してほしい。登下校でも外してほしい。熱中症の事故はどこでも起きる。熱中症の危険性を理解した上でメリハリのあるはマスク着用を」と強調。
さらに「マスク着用不要でも、子供がマスク着けているのは知ってる。他の人の目を気にしていることもある。引き続き丁寧に説明していく必要ある」と述べた。