立憲民主党の西村幹事長、馬淵国会対策委員長、社民党の新垣副党首は、8日、衆議院に岸田内閣と細田衆議院議長への不信任案を提出した。
提出後、西村幹事長は岸田内閣に不信任案を提出した理由について「政治は国民の命と暮らしを守るためにあるが、現在の岸田内閣はその責任を全く果たしていない。補正予算が成立したが規模が非常に小さいという中で、岸田首相がうたいあげてきた様々な看板政策が看板だけ、看板倒れであったことが明らかになってきている」と説明した。

また馬淵国対委員長は、細田議長が衆議院の小選挙区の数を「10増10減」することについて繰り返し懸念を示したことやセクハラ疑惑が報道されたことについて説明がなされていないことなどをあげ、「多くの問題が明らかになる中で『細田議長はその任に能わず』ということを強く申し上げてきた。しっかりと不信任決議案を与野党の議員に受け止めてもらい、国民に国会がいかにあるべきかを強く訴え求めていきたい」と強調した。
提出に先立ち、立憲民主党の泉代表は8日午前、国会内で記者団に対し、「経済への無策を我々としては看過できない」として、岸田内閣に対する不信任決議案を提出することを明らかにしていた。