出雲市では4月25日から26日にかけて新たに6人の感染者が確認された。島根県は、発端となった30代男性が自宅待機を要請されていたにも関わらず外出していたことなどを問題視していて、今後感染拡大の食い止めへ態勢を強化することにしている。

感染が確認されたのは、いずれも出雲市在住で、30代の男性とその同居者である80代の男性、50代の男女、20代の女性、乳幼児の男の子の合わせて6人。島根県内の感染者はこれで22人となり、高齢者の感染はこれが初めてとなる。県は家庭内で感染が広がったと見ていて、濃厚接触者の調査を進めている。一方、この集団感染の発端となった30代男性は、クラスターが発生した松江市の飲食店の利用客で、4月10日のPCR検査で陰性だったが、14日に当時無症状だった県内14例目と16例目の陽性患者と接触したことが判明。3人は、2週間の自宅待機中にも関わらず外出していたことが明らかになっている。

自宅待機が徹底できなかった理由について松江市は「いろいろな情報が一気に大量に入り、情報整理がきちんとできていなかった」と釈明。今後、濃厚接触者の自宅待機中の電話連絡や健康観察を徹底するとしている。こうした状況を受けて島根県は、コロナ対策と経済対策を優先した人員配置に早急に転換する方針を示した。