お盆が過ぎても暑さは収まりそうにありません。
18日も津和野で36℃など各地で厳しい残暑となりました。
この夏の異常な暑さで出雲市のひまわり畑には異変が起きていました。
櫃田優果記者:
午前10時半の出雲市です。太陽がじりじりと照りつけていて立っているだけで汗をかくような暑さです。
夏休みのためマレーシアから一時帰国中という親子は…。
マレーシアから一時帰国:
「暑い。」
「マレーシアの方が涼しくてびっくり。」
「湿気がずっとまとわりついている感じ。どこに行っても暑い。逃げ場がない感じがします。」
最高気温は津和野で36.1℃、鳥取34.6℃、米子34.2℃、松江33.6℃と各地で厳しい暑さとなりました。
6月から続く夏本番の暑さは、8月後半に入ってもまだまだ衰え知らずです。
異常なほどの「長い夏」。この季節を象徴する「あの花」にも影響を与えています。
農事組合法人おきす 西村実輝久さん:
(種まきは)昨年は7月末ごろでしたね。(今年は)雨が降らなかったので遅らせました。
出雲市斐川町の農事組合法人が毎年、ヒマワリを栽培するこちらの畑。
例年であればこの時期、一面ヒマワリの花が咲き誇りますが、今年は1本も咲いていません。
それもそのはず…。本来であれば7月末に種をまきますが、猛暑と雨が降らないことを見越して大幅に種まきを遅らせ、きょうから作業を始めました。2か月遅れの10月中旬に見頃を迎えるということです。
農事組合法人おきす 西村実輝久さん:
どの世代の方にもヒマワリを見ていただいて、季節を感じてもらう(そういう)姿を思い描きながら作業をしていきたいと思います。
ヒマワリの季節を夏から秋に変えてしまう異常な今年の夏。
終わりの見えない危険な暑さはしばらく続きそうです。