松野官房長官は30日、島根県・竹島周辺の日本のEEZ=排他的経済水域内で韓国の調査船が、日本の許可なく海洋調査を行ったことについて「到底受け入れられない」と述べた。
外務省によると、29日、竹島北方の日本のEEZ内で韓国の調査船「Hae Yang 2000」が、ワイヤーのようなものを海中に投下しているのを確認し、韓国側に問い合わせたところ、海洋調査をしているとの回答があった。
日本側に事前に調査の申請はなく、外務省は、外交ルートを通じて韓国に対し、「受け入れられず、即時に中止すべきだ」と強く抗議している。
これについて松野官房長官は30日の記者会見で、「竹島は歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土」とした上で、「韓国側による一連の行動は、到底受け入れられるものではない」と批判した。また今後も、引き続き韓国側に適切な対応を強く求めていく考えを強調した。