ウクライナ情勢の影響で一番値段が上がったのは水産物とも言われるなか、大手スーパーが試行錯誤している。

27日から、関東エリアの「イオン」「イオンスタイル」などで、ニュージーランド産の「天然生みなみまぐろ」が販売された。

イオンリテール水産商品部の松本金蔵部長は「ウクライナ情勢の中で北半球のマグロについては若干の高値になっている。迂回しないといけないので、運賃もかなり割高になっている」と話す。

地中海産の本マグロとニュージーランド産のミナミマグロは、同じくらいのグラム数だが、価格は1000円ほど違う。大西洋の本マグロは2021年に比べて25%ほど高くなっているが、このスーパーでは南半球のミナミマグロを扱うことで、少しでも安価でおいしいマグロを消費者に届けたいとしている。

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