中国とロシアの爆撃機が日本周辺を共同飛行したことを受け、27日の自民党の会合では、「侵略国家ロシアと一緒に行動した。中国自ら侵略国家と言っているに等しい」との痛烈な批判が出た。

中国軍の爆撃機4機とロシア軍の爆撃機2機は、24日、沖縄本島と宮古島の間を含む日本周辺を共同飛行した。

当時、日本では、日米豪印の首脳会合が開催されていた。

自民党の宮澤博行国防部会長は、27日の党の会合で、「ロシアの爆撃機の飛行は完全な示威行動だ」とした上で、「共同飛行は、中国が侵略国家ロシアと一緒に行動したということだ。中国自らが、自分で侵略国家と言っているのに等しい」と批判した。

また、小野寺五典安全保障調査会長は、中国・ロシアの爆撃機の共同飛行や、25日の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、「まさしく三正面が現実に起きている」と危機感をあらわにした。

政治部
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