防衛省は、25日に行った日米共同訓練の画像を公開した。訓練は、この日に弾道ミサイルを発射した北朝鮮のさらなる挑発行為をけん制する狙いがあるとみられる。
統合幕僚監部によると、航空自衛隊千歳基地所属のFー15戦闘機4機と在日アメリカ軍三沢基地所属のFー16戦闘機4機が25日、日本海上の空域で共同訓練を行ったと発表した。
防衛省によると、北朝鮮は25日午前、少なくとも2発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射し、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したと推定されている。
これを受け、韓国軍とアメリカ軍は合同でミサイルを日本海へ発射したと明らかにした。
防衛省関係者によると、訓練は北朝鮮がミサイルを発射した直後に調整が行われた。
防衛省は「強固な日米同盟に基づき、自衛隊と米軍の即応態勢を確認し、日米同盟のさらなる強化を図った」としていて、共同訓練で日米の連携を示し、北朝鮮のさらなる挑発行為をけん制する狙いがあるとみられる。