アメリカの保健当局は、5歳以上の子供に対する新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、「推奨する」と発表しました。
CDC=疾病対策センターの諮問委員会は19日、5歳から11歳の子供を対象としたファイザー製ワクチンの3回目の接種について協議し、賛成多数で(※賛成11、反対1、棄権1)接種の勧告を決定しました。この追加接種は、2回目の接種から5カ月以上経過した子供が対象です。
さらに「12歳以上で免疫力が低下している人」と、「50歳以上」は、追加接種から4カ月以上が経過した場合、4回目の接種をすべきだとしています。この勧告を受け、CDCのワレンスキー所長はこれらの追加接種を推奨すると発表しました。
ただ、アメリカでは2回の接種を完了した5歳から11歳の子供の割合は29%にとどまっているだけに、委員からは「最初の接種の向上に務めるべきだ」と指摘する声もあがりました。