衆議院の細田議長は、女性記者へのセクハラ疑惑が報じられたことについて、「事実無根で迷惑している」として、自ら説明する考えを示した。
19日発売の「週刊文春」は、細田衆院議長が女性記者に対し、深夜に自宅に来るよう電話で誘うなど、セクハラと受け止められかねない行為を繰り返していると報じた。
野党側が細田議長本人が事実関係を説明するよう求める中、20日に行われた衆院議院運営委員会理事会で、細田衆院議長が報道について「事実無根で迷惑しているので、厳重に抗議したい」と述べた上で、自ら事実関係について説明する考えを示したことが明らかにされた。

一方で、立憲民主党の泉代表は「事実であれば、資質に疑念があるということになるので、議長自らの説明を求めたい」と細田議長自身による説明を求めたほか、公明党の石井幹事長も「疑念を持たれたからには、本人がしっかり説明されることが大切だと思う」と述べた。

細田衆院議長を巡っては、「議長になっても、毎月もらう歳費は100万円しかない」などと発言し批判を受けたことで「今後は立場を自覚して発言を控えることにする」と述べていた。