私がお伝えしたいのは「閣議でネクタイ派とノーネクタイ派」です。
「クールビズ期間」が始まったことで、ゴールデンウィーク明けの閣議では、ノーネクタイ姿の大臣も現れたものの、岸田首相はネクタイ姿。
5月10日のノーネクタイ姿の閣僚は5人で、去年の同じ時期の4人とほぼ変わらない数でした。
ポイントはこちら、「クールビスも永田町は変わらない?」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
環境省は、東京では5月から9月は夏日が月の半数以上であることを踏まえて、この期間に集中的にクールビズを呼びかけていて、「適切な温度でのエアコンの使用」や「各自の判断で快適で働きやすい軽装への取り組み」を促しています。
クールビズを巡っては、当時の小泉環境相が「期間だからネクタイを外す、つけるというのはちょっと違うのではないか」「近年は異常気象の影響もあり、環境省としては様々な選択肢の中から、それぞれの判断で軽装をはじめとした適切な服装の選択を行うよう呼びかける」などと発言したことも話題となりました。
永田町でも、5月1日から9月30日までクールビズにするよう国会で申し合わされましたが、国会議員のノーネクタイ化は決して進んでいるわけではありません。
これには、年配の議員を中心に「ネクタイ着用」の習慣が根強いことや、国会議員は人に多く見られる仕事のため、しっかりした印象を与えたいこと、来客が多いことなどが影響しているとみられます。
今夏の永田町では、議員らはどのようなクールビズ姿を見せるのでしょうか。
(フジテレビ政治部 長島理紗)