物価高が進むなか、3月の消費支出が3ヶ月ぶりに減少しました。
総務省が発表した3月の家計調査によりますと、1人暮らしを除く世帯が消費に使った金額は30万7261円となり、物価変動の影響を除いた実質で前の年の同じ月に比べて2・3%減少しました。マイナスになるのは3カ月ぶりです。
内訳は、食料-2.5%(魚介類-11.2% 生鮮野菜-7.9%)、外食での飲酒代-15.2%、ガス代-5.4%、上下水道代-12.6%などとなっています。
外食での飲酒代のほか、魚介類や生鮮野菜をはじめとした食料や、ガス・水道代などで減少していて、新型コロナの感染の影響や、ウクライナ情勢が深刻化するなか進んだ物価高を受け、支出を抑える家計が多かったとみられます。
一方、2021年度の月平均では、28万935円と、前の年度に比べて1・6%増加し、4年ぶりのプラスになりました。
(フジテレビ経済部)