岸田首相は日本時間5日、イギリス・ロンドンの金融街シティで講演し、「安全を確保した原子炉の有効活用を図る」と述べた。
岸田首相は講演の中で「ロシアによるウクライナ侵略は、エネルギー安全保障を巡る環境を一変させた」と指摘、その上で「喫緊の課題である気候変動問題に加え、世界全体でのエネルギーの脱ロシアに貢献するためにも、再エネに加え、安全を確保した原子炉の有効活用を図る」と述べた。
さらに「既存の原発一基が再稼働すれば、年間100万トンのLNGを世界市場に新規に供給するのと同じ効果がある」と強調した。