松野官房長官は、28日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を示唆したことについて、「唯一の戦争被爆国として、核兵器の威嚇も使用もあってはならないと強く訴えていく」と強調した。
松野官房長官は28日、「プーチン大統領の発言は情勢のさらなる不安定化につながりかねない危険な行動であると認識している」と述べた上で、「核兵器はいったん使用されると広範囲で多大な惨禍をもたらす。唯一の戦争被爆国として核兵器の非人道性を知る日本としては、核兵器による威嚇も、ましてや使用もあってはならないと考えており、そのことを強く訴えていく考えだ」と強調した。
プーチン大統領は、ロシアは他の国が持たない兵器を保有していると述べ、核兵器の使用を示唆し、ウクライナへの武器支援を続けるアメリカやヨーロッパ諸国を強く牽制している。