防衛省は、4月26日から27日にかけて中国海軍の測量艦が鹿児島県沖の領海に侵入したと公表した。2021年11月以来、5度目。
防衛省によると、26日午後8時30分頃、中国海軍の測量艦1隻が、鹿児島県の口永良部島の西、日本の接続水域を航行しているのを確認。測量艦は東向きに航行し、午後11時頃に、日本の領海に侵入した。
測量艦は、約4時間にわたり領海内を航行。翌27日午前2時10分頃、鹿児島県の屋久島の南の海域で領海を出て、南東に向けて航行した。
測量艦の動きに対し、日本側は、海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」と海上保安庁の巡視船が、情報収集と警戒監視を行った。
防衛省が中国海軍艦艇の領海侵入を公表するのは、2021年11月以来で5度目となる。