「ららぽーと福岡」に「ジ アウトレット北九州」。ゴールデンウィークに楽しめる大型商業施設が、福岡に続々誕生した。
迫力満点のガンダム像 222店舗には九州初進出も
「ららぽーと福岡」が4月25日にオープンした。福岡市博多区という好立地に話題のショップを含む222もの店舗が入る施設とあって、大きな注目を集めている。
正面玄関で来場者を出迎えるのは、実物大とされる巨大ガンダム像。ららぽーと福岡のシンボル的存在だ。オープン前夜の4月24日、その雄姿がライトに照らし出された。
この記事の画像(16枚)テーマソングに合わせて迫力たっぷりに動く「ν(ニュー)ガンダム」は、高さ約25メートルと、国内のガンダム像としては最大級。
1時間ごとに腕などが動く演出が楽しめるということで、担当者は「ガンダムファンはもちろん、訪れる多くの買い物客に楽しんでもらいたい」としている。
ららぽーと福岡には、57の九州初進出を含む全222店舗が入居。家族で楽しめる仕掛けがちりばめられている。
館内には屋外遊具を備えた場所に芝生敷きの場所など、子ども連れで楽しめる場所が至るところに配置され、屋上には気軽に利用できる陸上トラックやフットサルコートなども完備。1日中いても飽きない施設となっている。
――子供向け施設が多い?
三井不動産・高山卓磨さん:
そうですね。子育て世代を応援するというのが、1つやりたいことなので、貢献できるかなと
渋滞問題解消へ様々な対策 直行バスも
周辺住民は期待を膨らませる一方、あることを不安視していた。大型商業施設が直面するのが、周辺道路の渋滞問題だ。
ららぽーと福岡の目の前には幹線道路の筑紫通りが走り、周辺は片側一車線の生活道路となっているため、交通渋滞が懸念されているのだ。しかし…。
三井不動産・高山卓磨さん:
スムーズに入っていただこうと考えていまして、駐車券の出ないチケットレスシステムに
駐車場には、駐車券の受け取りが不要な「チケットレスシステム」を導入。カメラで車両情報を管理するため駐車券は不要だ。さらに…。
三井不動産・高山卓磨さん:
アンダーパスを用意していまして、建物の地下を通って北側の立体駐車場にアクセスできるという計画になっています
ららぽーと福岡には、最寄りのJR竹下駅や西鉄大橋駅、福岡空港からは直行の路線バスで行くことができる。
7月31日には、子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア」もオープンする予定だ。
世界中の遊具が集結!科学館に陸上用トラックも
一方、北九州市には…。かつて八幡東区にあった宇宙のテーマパーク「スペースワールド」は、地元の人たちだけでなく全国各地のファンに愛されていたが、2017年の大みそか、27年の歴史に幕を下ろした。
その跡地に4月28日にオープンしたのが、イオンモールの「ジ アウトレット北九州」。西日本最大級のアウトレットモールで、ファッションやスポーツ、それにグルメなどの約170店舗が集結している。
コンセプトは「Meet Amazing Emotion」。一体どんな驚きに出会えるのか?
坂本奈都美リポーター:
学びをテーマにしたエリアでは、世界中から集めたゲームや遊具が楽しめます
遊びを通じて未来について考える全国初のアミューズメントパーク「アソブル」では、トランポリンのように飛び跳ねて遊べる「ふわふわドーム」や、ボルダリングレーンも設置されている「スベリほう台」が楽しめる。
また、一見普通のブランコに見えるが、遊んだ動力で発電され、ライトアップや音楽が流れるヨーロッパ発祥の最新遊具も。
そして、北九州市の新科学館「スペースLABO」では、高さ10メートルの大型竜巻発生装置をはじめ、国内最大級のドームで最新鋭の投影機器を備えたプラネタリウムが体験できる。
屋外にはスポーツイベントなどを開催するため、陸上用トラックや広い芝生広場も整備されているほか、幅広いジャンルの食べ物を提供するフードトレーラーも10台設置されていて、緑豊かな環境の中でゆったりとした時間を過ごすことができる。
ジ アウトレット北九州・谷口良文ゼネラルマネージャー:
当然、ショッピングを楽しんでいただきたいんですけど、各エンターテインメントも子どもの学びや好奇心が刺激されて夢につながっていくような、そういうことが生まれていけばと。再び新しい思い出をこの場所でつくっていただければと思います
少子高齢化が顕著な北九州市。「ジ アウトレット北九州」には、地域経済活性化の新たな拠点になることが期待されている。
(テレビ西日本)