私がお伝えしたいのは「1日だけの国会出席のために・・・」です。
林外務大臣は、きょう(5日)ポーランドから帰国、国会出席のため、一日だけ日本に滞在した後、あす(6日)NATOの会合に出席するためベルギーに向かいます。
このヨーロッパ往復について、大臣が一時帰国する必要があるのか与野党から疑問の声も出ています。
ポイントはこちら。「外遊と国会、どっちが大事?」注目です。
林大臣が一時帰国して出席する衆議院外務委員会では、パスポートの申請手続きのオンライン化などを目指す「旅券法改正法案」などの質疑・採決が行われます。
国会の委員会では、法案を所管する省庁に対して、質疑が行われるため、責任者である大臣の出席が通例となっています。
こうしたことから林大臣も、ポーランドからベルギーに直接向かわず、一時帰国を挟んだ形となったわけですが、与野党の協議次第では、大臣の欠席が認められたこともあります。
今後はウクライナ情勢の変化に応じて、国会も柔軟な対応が求められることになりそうです。
(フジテレビ政治部・高橋洵)