政府が史上初めて電力需給ひっ迫警報を発令するなか、東京電力管内では電力不足による大規模停電の懸念が高まっていたが、経産省は、さきほど記者会見を行い、「停電を回避できるメドが立った」などと説明した。
一方で、あす以降も、電力需給がひっ迫する恐れがあることから、経産省は、引き続き節電を呼びかけている。

東京電力は、不足する電力を補い停電を回避するために、水力発電の出力を上げて対応。午後4時段階では、水力発電用のダムの容量が想定よりも減っており、停電の危機が迫っていた。
しかし午後5時段階になると、水力発電の容量が想定よりも45万キロワット分多く保持出来ていて、逆に余力が生まれたという。東京電力は節電の効果が出てきたとみている。