自民党の有志議員による「憲法改正推進国会議員連盟」の設立総会が17日開かれた。
会合には、二階元幹事長、石破元幹事長、甘利前幹事長、下村元文科相ら約50人が出席し、会長に衛藤征士郎衆院議員が就任した。
自民党には、党の機関として「憲法改正実現本部」があるが、あえて議連を立ち上げたのは、野党にも参加してもらって、超党派の議連として憲法改正の議論を加速したいという思惑がある。
会合で衛藤会長は、日本維新の会、国民民主党、公明党、立憲民主党のキーパーソンに声をかけたとした上で、「各党のスタンス、立ち位置が異なっていて、自民党が先行して議連をスタートさせることになった」と説明した。
衛藤会長は会合の後、記者団に対し、衆参両院の憲法審査会を「バックアップする」と強調した。
憲法改正に前向きな野党議員も参加した超党派の議連になれるのか、今後の動きが注目される。