わずかなすき間も有効活用…「浮かせる収納」でスッキリ

愛知県在住の整理収納アドバイザーのakiさんは、100円ショップやホームセンターなどのアイテムでできる手軽な収納術が話題となり、SNSのフォロワー数は25万人を超えている。

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2021年に発売した著書「楽してキレイが続くシンプル収納」は、楽天ブックスランキング・インテリア部門で1位を獲得した。

akiさんが今回、収納術を伝授するのは主婦の裏谷智子さん(48)。旦那さんと2人のお子さんの4人暮らし。そんな裏谷さんが収納に困っているのは、子供部屋のクローゼット」と「洗面台」だ。

つっぱり棒とロープで2段に…子供では高くて届かないクローゼット

まずは、かける場所が高すぎて子供では届かない子供部屋のクローゼットの有効活用法。

裏谷智子さん:
クローゼットが空なんです。子供服は親と一緒のところに置いてあるので

子供服は別のクローゼットに置いていて、現在子供部屋のクローゼットは空。かける場所が高く、子供には届かないクローゼットを、100円ショップのつっぱり棒とロープで使いやすいクローゼットに変身させる。

用意したのは、「白い伸縮式つっぱり棒85-120cm」(ダイソー 165円)に、「綿ロープ 約6mm×3m」(セリア 110円)。一体、どのように使うのか。

akiさん:
まず、ここにヒモをつけて、ヒモからヒモという感じで…。つっぱり棒をブランコ状にかけて収納

上の棒とつっぱり棒をロープで結ぶ。綿ロープは最大60キロまで耐えられるが、たくさんの服をかけても落ちないように、結び目は3~4重に。さらに…

akiさん:
このボックスはつっぱり棒に通して、子供たちが使う靴下入れに

収納ボックスを浮かせてブランコ式のクローゼットが完成。さらに、ロープでボックスとつっぱり棒を結べば、何段でも収納ボックスを浮かせることができる。実際に服をかけていくと…

akiさん:
洗濯をして干して乾いたら、そのままここにかけるだけなので、たたむ作業がないので楽

子供たちが届かない上段のポールには、季節外の洋服を。これで衣替えの時は、上と下を交換するだけなので簡単。

数センチのくぼみも有効活用…つっぱり棒でカバンや帽子をスッキリ収納

ここで、akiさんからクローゼット側面の数センチのくぼみを使ったさらなる収納の提案が。

akiさん:
そこ(玄関)にカバンが沢山かけてあると、動線として通路が狭くなっちゃうので…

玄関にかけてあったカバンや帽子が気になっていたakiさんが注目したのは、クローゼットの側面。ここに「つっぱりポール白 55cmから90cm」(セリア 110円)を渡し、「つっぱり棒専用 クリップフック 4P」(セリア 110円)を取り付ける。
ここに帽子やカバンをかければ、玄関前もスッキリだ。

裏谷智子さん:
考えつかなくないですか?ここ2センチあります?(スペースが)あること自体、気付かなかった

そしてレジャーグッズや布団のシーツなど、普段使わないものをボックスに入れ上の棚に収納すれば完了。空だったクローゼットが、「浮かせる収納」で大変身だ。

akiさん:
浮かせる収納のメリットは、スペースの有効活用。色々な場所に物が収納できるのがポイント

つっぱり棒やロープを使って、無駄のない収納スペースに。浮かせているため床に物がなく、掃除も簡単。「浮かせる収納」で、収納の幅も使いやすさもアップだ。

カテゴリーごとのボックス…洗面台の収納はつっぱり棒でスペースを上下に

続いては、散らかっていてどの様に整理したらいいかわからない洗面台の収納スペース。

裏谷智子さん:
洗面所の下ですけど、使ったものをポイっと入れると、こんな感じ…

洗面台下の収納スペースは、買い置きの洗剤などで溢れ、どこに何があるのか分からない状態だ。

akiさん:
スペースを上下に分けて、カテゴリーごとに1ボックスという感じで。分かりやすく取り出しやすく

棚として使えるつっぱり棒「ポールスライド棚(P63-93)」(ニトリ 599円)の長さを調節して、収納スペースを2段にする収納術だ。

まずは、中身をすべて外に。出したものをカテゴリーごとにボックスに入れ、重たいものから下に並べていく。続いてつっぱり棒で棚を作り、上の段にもボックスを浮かせると収納棚が完成。

どこに何が入っているのか記しておけば、在庫管理も可能に。スペースを有効活用した「浮かせる収納」だ。

さらに100円ショップの粘着シート「Q-BAN 吸盤用補助シート2P」(セリア 110円)を扉の内側に貼り、その上に「ピタッコ透明粘着フック 小 3個入」(セリア 110円)を取り付ける。
そこに、「ウォールポケットクリア21」(セリア 110円)を掛ければ、アクセサリーやヘアゴムの収納にピッタリな小物入れに。

ゴチャゴチャだった洗面台の収納スペースが、ボックスやポケットを浮かせることでスッキリ。

重いハンドソープも浮かせて収納…強度抜群の魔法のテープでスッキリ

続いては、洗面台の上。掃除のたびに持ち上げる必要がある直置きのコップやハンドソープを「浮かせて」解決する。

「フィルムフックコップホルダー」(セリア 110円)や「フィルムフック歯ブラシホルダー2P」(セリア 110円)を壁に貼るだけで、簡単にコップや歯ブラシを浮かせられる。

ハンドソープには、アマゾンや楽天などで購入できる「魔法のテープ 極(強力両面テープ)」(Next up株式会社 1180円)を使う。

テープの接着面を大きくするためにハンドソープは四角の容器に移し、厚さが2ミリある両面テープで壁に取り付けるだけ。強度抜群のため、落ちる心配はない。

akiさん:
プロの防災士監修なので、耐久性はバッチリです

この魔法のテープは1度使った後でも、水で洗って乾かせば粘着力が回復する。これで、洗面台も浮かせてスッキリだ。

(東海テレビ)

東海テレビ
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