外務省は7 日、ロシアとウクライナとの国境周辺を除く、ロシア国内全域の危険情報を、レベル3の「渡航中止勧告」へ引き上げた。国境周辺地域には、すでに「退避勧告」を出している。
外務省は、ウクライナ国境周辺について、すでに危険情報として最も高いレベル4の「退避勧告」を出していたが、これ以外のロシア全土について、2番目に高いレベル3の「渡航中止勧告」としたことを発表した。
理由として、ロシアからの出国手段が制限されていることなどを挙げた。EU諸国などが制裁措置として、ロシア機の領空飛行を禁じ、ロシアも対抗措置として自国の領空飛行を禁じたことから、航空便の運航停止が相次いでいる。外務省は、「ロシア国内からの出国手段が著しく制限された影響で航空券の価格が急騰するなど、航空券の入手も困難な状況」と指摘した。