北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことについて、政府は5日午前9時半過ぎに「すでに落下したものとみられる」と発表した。政府関係者によると、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下した可能性が高く、現時点で船舶などの被害情報はない。
これに先立ち、岸田首相は、①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと、②航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、③不足の事態に備え、万全の体制をとることを指示した。
一方、岸防衛相は、午前9時40分頃に防衛省に到着した。発射を受け、当初、予定していた防衛医大の卒業式への出席をとりやめた。省内で発射に関する情報や分析について報告を受け、自衛隊の対応を指示しているものとみられる。