2021年11月に愛媛県立とべ動物園にやってきたばかりという、キュートなニューアイドル。細長い鼻先につぶらな瞳、特徴的な模様を持つ「ペロ」くんをご紹介する。
鈴木瑠梨アナウンサー：
とべ動物園に新しく仲間入りした動物に会いに南米獣舎にやってきました。あっ、いましたよ、ペロくん。もふもふしていてかわいい。よちよち歩いてますね
ミナミコアリクイの「ペロ」くん。2021年11月に高知県の「のいち動物公園」からやってきた。
鈴木瑠梨アナウンサー：
ミナミコアリクイとは、どんな特徴の動物でしょうか
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
南の方に住むコアリクイということで、アリクイの仲間です。その名の通り、アリを食べる動物ですね
性格は「好奇心旺盛」 体の模様にも注目
細長い鼻先につぶらな瞳。そして、ぴょこんと立った大きな耳。なんとも愛らしい姿だが、体の模様も特徴的。
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
「レスリングのユニホームのよう」と例えられたりします。初めて見ると、これはこの子特有の模様なのかなと言われたりするんですが、コアリクイはみんな同じ模様で、みんなレスリングを着ています
また、意外な一面も発見。
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
前足の中指のところの爪が、すごく手に対して大きくて。その爪を使って巣を壊したりとか、身を守るために攻撃する。武器にもなるような爪になっています
かわいい見た目からは想像できない鋭い爪にも注目してほしい。そんなペロくんの性格を聞いてみると…。
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
物おじしないというか、マイペースで好奇心も旺盛で、すごく愛らしい性格だと思います
取材中にもその好奇心を発揮してくれた。掃除中の平澤キーパーの後ろでペロくんが登っているのは、デッキブラシ。
絶対に離さないペロくんと、掃除したい平澤キーパーの闘いが勃発！
だが、勝ったのは平澤キーパーだった。
アリはおやつ スムージーには何が？
野生ではアリやハチを食べるミナミコアリクイ。一日にアリを3000匹も食べると言われている。
とべ動物園では何を食べているのか？ペロくんのもぐもぐタイムをのぞいてみると…。
鈴木瑠梨アナウンサー：
ペロくんがぺろぺろし始めましたが、これは何を食べているんでしょうか？
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
スムージーですかね
鈴木瑠梨アナウンサー：
おしゃれな食生活ですけど、スムージーは何が入ってるんですか？
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
入っているものは、小松菜、バナナ、蒸しイモ、蒸しニンジン、リンゴ、ペレット類で、キャットフードとかハリネズミ用フード、あとは馬肉とかきなことか、いろいろ入っています。歯がないアリクイが食べやすいようにスムージー状にしています
続いて、長い舌を伸ばして食べ始めたのは…。
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
こちらがアリですね。本当に少量でおやつ程度なんですけど、与えています
鈴木瑠梨アナウンサー：
かなり舌が長いんですね。ずっと、ぺろぺろしています
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
普段の生活の中で舌を出す時は15cm、20cmくらい伸びるときもあります
楽しく安心できるように…初めての飼育に試行錯誤
とべ動物園では初めてとなるミナミコアリクイの飼育ということで、キーパーも様々な工夫をしている。
住んでいるのは以前、リスザルが住んでいた場所だが、アリクイ仕様にリニューアルした。
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
コアリクイ用に枝を太くしたり。いろいろ遊べるというか、つまらなくないようセッティングして
また、急な環境の変化でも安心できるように…。
鈴木瑠梨アナウンサー：
先ほど、輪っかのようなおもちゃをすごく気に入って遊んでたんですけど、あれは何でしょうか？
とべ動物園 飼育担当・平澤萌キーパー：
のいち動物園さんで使っていたおもちゃですね。全く新しい環境になるので、少しでも使っていたものをと譲っていただきました
おもちゃをドリブルのようにして遊ぶ、2022年大注目のニューアイドル・ペロくん。ぜひ会いに行ってみては？
（テレビ愛媛）
