愛媛県立とべ動物園では、新型コロナウイルスの感染対策でイベントの中止が続いていたが、10月から再開された。いつもの動物園がもっと楽しくなる、人気イベントの魅力に迫る。
仲良しカバの親子 大きな牙はどう収める？
鈴木瑠梨アナウンサー：
こちらのチケットを購入すると、いつもと違う特別な体験をすることができるんです
鈴木瑠梨アナウンサーがやってきたのは、カバが暮らすエリア。こちらでは大きなカバを間近で観察しながらエサやり体験ができる「ヒポヒポランチ」が、土・日・祝日に開催されている。
とべ動物園・佐々木善基キーパー：
イモ2つとニンジン1個をお渡ししますので、こちらに来てください。きょうは、お母さんカバの「ミミ」さんがお待ちしてます
鈴木瑠梨アナウンサー：
お口、おっきいですね
とべ動物園・佐々木善基キーパー：
舌の上に投げてあげるのがベストです。ある程度たまってから咀しゃくしますので、全部入れてください
大きな口でエサを一気にもぐもぐ。そして、ミミのそばにいるのは2021年4月に生まれた「まんぷく」くん。
イベントでは、キーパーさんが与えたエサを食べるまんぷくくんの姿も見ることができる。ところで、エサをあげていると気になることが…。
鈴木瑠梨アナウンサー：
このキバの上ってどうなっているんですか？
とべ動物園・佐々木善基キーパー：
若干、穴が開いたようになっていて、キバが収納ができるようになっています
かみ合わせがうまくいくように、上あごと下あごのそれぞれにキバが収まる穴が開いている。間近で観察すると新たな発見があった。
大迫力！キリンの鼻息まで感じて
続いてやってきたのは、何やら見慣れない場所。
鈴木瑠梨アナウンサー：
キリンさんと同じ目線にいますよ。ここはどこですか？
とべ動物園・宮越聡キーパー：
ここはキリン舎の2階です
キリン舎で毎週日曜日に開催されている「キリンの瞳に大接近」。タイトルの通り、キリンと同じ目線で間近にエサやりを体験できる。
鈴木瑠梨アナウンサー：
見てください。キリンさんのお顔が目の前にあります。こう見るとかなり大きいんですね
とべ動物園・宮越聡キーパー：
この子は8歳の雄のキリン「リュウキ」くんなんですけれども、日本の動物園で飼育されているキリンの中でも特に大きい方です
鈴木瑠梨アナウンサー：
つぶらな瞳がかわいいですね
とべ動物園・宮越聡キーパー：
はい。まつげなんかも長くて、ちょっとたれ目なところなんかが困った顔をしているようで、とてもかわいいんです
ところで、キリンの口の中をよく見ると、下の前歯は見えるが上の前歯は見えない。
とべ動物園・宮越聡キーパー：
上あごの前歯の部分は、固い歯ぐきになっていまして。よく例えられるんですけど、硬い歯ぐきは「まな板」。下あごの前歯は「包丁」という感じです
そして、鈴木アナウンサーもキリンのえさやりに挑戦。
鈴木瑠梨アナウンサー：
あっ、鼻息が感じられますね。この近さだと。おおー！すごい力。ありがとう。完食してもらいました
近づいてみると、もっとキリンのファンになること間違いなし。
獣医が解説 動物に詳しくなれるイベントも
また、とべ動物園には入場券のみで楽しめるイベントもある。
スマトラオランウータン「ディディ」くんの見事な空中散歩を楽しめる「オランウォーキングタイムは、毎日お昼12時から。
鈴木瑠梨アナウンサー：
横に歩きながら綱渡りを始めました。青空の中を気持ちよさそうに渡っています。ディディくん、すごい。上手に歩いていきますよ。そして今、向こう側までたどり着きました！抜群の運動神経ですね
さらにこんなイベントも…。
とべ動物園・熊岡悟史獣医師：
小さく見えているのが、実はこれ、次の歯なんです
毎週日曜開催の「ZOOタイム1130」。キーパーさんや獣医さんが動物について詳しくガイドしてくれる。
とべ動物園・熊岡悟史獣医師：
その時の担当者が今一番話したいこととか、今一番注目してほしい、旬のお話をすることになってます
動物についてより深く学べる、新しい楽しみ方のひとつ。魅力満載のとべ動物園のイベント。いつもと違う特別な体験をしてみてはいかが？
（テレビ愛媛）
