自動宅配ロボットが登場
めざまし取材班 谷原明和:
かわいらしいロボットが歩道を走っています!
東京都内のマンションが建ち並ぶ一角を走行する、赤い箱型のロボット。
実はこちら…
ENEOSホールディングス 未来事業推進部 事業推進3グループ 片山裕太さん:
注文した商品を自動でおうちまで届けてくれる宅配のロボットになります。
ENEOSホールディングスなどは、2月1日から28日までの間、中央区の一部エリア(佃・月島・勝どき)でデリバリー事業の実証実験を行う。
いま、こうした新たな宅配サービスに大手企業が続々参入。感染再拡大で自主療養なども広がる中、注目が集まっている。
会社経営(20代):
万が一、コロナになった時にも味方になるなと。すごく便利ですね。
では、「ロボットの宅配」とはどんなサービスなのか?
まずは、ウェブサイトを通じて注文すると、ロボットが対象店舗の商品をピックアップ。
自動宅配ロボット「DeliRo®」には、配達エリアの地図がプログラミングされ、センサーも内蔵。信号も判別し、30分~1時間で利用者の元に商品をデリバリーする。
外食チェーンやスーパーなど27店舗が参加していて(2月1日時点)、料理や食料品などの注文が可能だ。
今後は、都内の高層マンションなどが立ち並ぶエリアを中心に展開していく予定だという。
最短15分で食料品・日用品を配達
一方、ヤフーや出前館などが、1月26日に本格スタートさせたのは「Yahoo!マート」。
「ASKUL(アスクル)」が扱う食料品や日用品、約1500種類を最短15分で配達する。
会社員(50代):
料理をしていて何かの調味料が切れてしまった時とか、何か1品野菜が足りないとか、そういう時に魅力かなと思います。
ほかにも、人気のASKULのプライベートブランド「LOHACO(ロハコ)」の日用品や、普段食べる食パンやカップ麺なども…。
また、2月3日の節分には、1日限定で恵方巻(「節分に!恵方巻 五目巻」390円)が最短15分で届けられるというこのサービス。
現在は東京都内で8拠点(上野・横川・箱崎・三田・大山・神楽阪・大久保・代々木上原)を展開していて、2022年度中には東京23区全エリアへの拡大をめざしているという。
ローソンや日本郵便も参入 防災時の宅配とは?
また「ローソン」も、宅配専用の料理を店内の厨房で調理する事業、いわゆる“ゴーストレストラン”の実証実験をスタート。
ローソン 新規サービス推進部 舟橋龍太アシスタントマネージャー:
もともとの計画より少し多めの注文を頂戴できているかと思う。
現在は東京・飯田橋の店舗のみで実証実験を行っているが、2023年2月末までに関東圏で100店舗に拡大していきたいという。
そして「日本郵便」が2月1日から始めるのが、その名も「防災ゆうストレージ」。
日本郵便 デジタルビジネス戦略部 網師本祐季課長:
お住まいの地域が万が一被災したとしても、大切なものや必要な物まで被災しないようにするというサービス。
予備のメガネや靴、常備薬、さらには思い出の品々などを住んでいる地域と異なるエリアにある倉庫で保管。避難先など、希望の場所に届けてくれるという。
(「めざましテレビ」2月1日放送)