岡山・備前市日生地区の名物、カキ入りのお好み焼き「カキオコ」が1月26日に誕生から20周年を迎えた。地元では記念メニューを販売するなど、お祝いムードに包まれている。
新鮮なカキをぜいたくに使ったお好み焼き
キャベツがたっぷり入った生地の上に、大きなカキがゴロリと6個。
この記事の画像(11枚)20周年を迎えた備前市日生地区のご当地グルメ「カキオコ」は、全国的にも抜群の知名度を誇っている。
客:
おいしいです。ふわふわ
客:
カキが新鮮
カキオコ屋 暖里・中村智浩さん:
岡山のご当地グルメとして知名度も上がって、いまだに活動できているのはありがたい
この店では20周年を記念して、事前にチケットを購入した人を対象に、串焼きとカキフライをセットにした特別メニューを販売している(1500円 ※前日までに予約必要)。
ライバル店が団結して盛り上げ名物に「いろんな味を楽しんで」
ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で一躍、全国区になったカキオコ。
きっかけは、たまたま日生地区でカキ入りのお好み焼きを食べた岡山県職員の男性が、その味に感動したこと。2002年1月26日に「日生カキお好み焼き研究会」を立ち上げ、PR活動を始めた。
カキオコ屋 暖里・中村智浩さん:
B-1グランプリのおかげで、全国的な知名度が一気に上がった。僕らが(B-1グランプリの)会場入りしたのが午前6時半くらいだったけど、もうお客さんが行列を作ってくれていた
カキオコ屋 暖里・中村智浩さん:
同業種は基本的に商売敵なので、なかなか集まって何かをすることはない。すごく横のつながりができたと思う
今や地元には、なくてはならない観光資源となったカキオコ。JR日生駅には記念の横断幕を飾り、観光協会では日生地区の14店舗で使える割引クーポンを発行するなど、地域をあげて20周年を祝っている。
備前観光協会・村上裕子さん:
町内にたくさんお好み焼きの店舗があるので、割引券を使って、今まで行ったことない店舗にも足を運んでいただきたい
記念キャンペーンは、3月末まで行われるという。
(岡山放送)