伝統工芸品「都城大弓」を作る弓師の親子が、大弓のPRなどに取り組んできたことが評価され、経済産業省から表彰を受けた。
12月17日、宮崎・都城市の池田市長を表敬訪問し、受賞したことを報告した。

親子2代…約200もの工程を手作業で

都城大弓は、長さ約2メートルの竹で作られた弓で、国の伝統的工芸品にも指定されている。

国の伝統的工芸品「都城大弓」
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都城市にある「横山黎明弓製作所」では、3代目の横山黎明さんと息子の慶太郎さんの2人の弓師が、弓づくりの約200もの工程を手作業で行っている。

12月17日は、そろって都城市役所を訪れ、都城市の池田市長を表敬訪問した。

経済産業省から伝統的工芸品産業功労者表彰で功労賞を受賞した黎明さんは、初心者向けにカーボンを内蔵した竹弓の開発や、長年にわたり「弓のまち都城」のPRに貢献。

経産省から表彰を受けた横山黎明さん

同じく奨励賞を受賞した慶太郎さんは、都城大弓のブランド化に向けて特許庁の「地域団体商標」の認定に尽力したことなどが評価された。

横山黎明さんの息子・慶太郎さん

都城市・池田宜永市長:
幅を広げようとされているので、われわれもしっかり連携したいと思っております。ぜひ、都城の伝統ですからよろしくお願いします

都城市・池田宜永市長

都城大弓 弓師・横山黎明さん:
後継者育成や小学生たちへの実演などもやっておりますので、やはり将来に向けて興味を持っていただいて、ゆくゆくは作ってみたいという人が増えてくるといいかなと思います

都城大弓 弓師・横山慶太郎さん:
まずは都城大弓、こういうのがあるんだよというのを多くの方に知っていただいて、それから弓道、そして弓作りに興味を持っていただけるように、さらにPRしていきたいと思っています

父を越えて…「腕を上げてほしい」

都城大弓を手掛ける弓師は現在、全国に十数人しかいない。弓師の高齢化も進み、後継者不足が深刻化している。

そんな中、親子2代で弓づくりに励む2人は、受け継いできた技法と伝統を守るため、これからも都城大弓を作り続ける。

都城大弓 弓師・横山黎明さん:
一人の職人としてできるように、息子には望んでおりますし、1人前に早くなるように、できれば私を越して腕を上げてくれたらいいかなと思います

都城大弓 弓師・横山慶太郎さん:
代々あるこの技術、そして、うちの弓をしっかり後世に伝えていけるように、しっかりと学んでいきたいと思います

(テレビ宮崎)

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