海賊版サイトで”タダ読み”されたマンガを売り上げ換算すると、去年1年間で1兆円を超えるとみられることがわかった。
総務省の検討会に、出版社などの業界団体(ABJ)が報告したもので、アクセス数上位の海賊版サイトに限った2021年の年間での”タダ読み”額は約1兆19億円にのぼり、直近のマンガの正規の市場規模とされる約6000億円を大きく上回った。
コロナ禍以降アクセス数が伸び、前の年(2100億円)の約5倍の”タダ読み”額となった。
これまで、海賊版サイトアクセス時の警告画面の表示や、出版社の刑事告発などによる海賊版大手「漫画BANK」の閉鎖などの動きはみられたものの、状況は深刻化しているとみて、検討会では、2022年前半までにさらなる対策をまとめたい考え。
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