1月15日と16日に行われた大学入学共通テストを受けられなかった受験生1657人について、追試験を受けることが許可された。大学入試センターが、午後2時に発表した。過去最多は去年の1722人で、それに次ぐ多さとなった。
内訳としては、新型コロナウイルスを含む病気やケガが原因で試験が受けられなかったのが1366人。事故などが原因で試験が受けられなかったのが291人で、この中には、16日に出された津波警報に伴う避難指示などの影響を受けた受験生も含まれる。
試験会場となった大学別では、東京芸術大学が354人、大阪教育大学が124人、名古屋工業大学が101人などとなっている。26日に、各大学から、コロナや津波など、どのような原因で、何人が試験を受けられなかったのかが発表される予定。
一方、再試験の対象は6つの試験会場の267人。この中には、津波警報の影響で2日目の試験が中止になった宮古短期大学部(岩手・宮古市)の受験生181人が含まれる。追試験・再試験ともに、1月30日に実施される。