WHO=世界保健機関は オミクロン株による重症化リスクは高齢者でもデルタ株と比較して低い可能性があるとの見解を示した。
WHOの担当者は6日、初期の研究結果としたうえでオミクロン株による入院するリスクはデルタ株より低く高齢者でも若い人と同様に重症化リスクが低い可能性があると述べた。
一方でテドロス事務局長は「オミクロン株を軽い病気と考えるべきではない」と注意を呼びかけたうえで、世界中で感染が急増しており医療体制が逼迫しつつあるとして強い警戒感を示した。
テドロス事務局長は会見で「他の変異ウイルスと同じくオミクロンは人々を病院送りにし、殺している。感染の波は巨大で急激で世界中の医療を圧倒しつつある」と話した。
また北京オリンピックについては「厳格な対策をとっており、現時点では感染拡大につながるリスクがあるとみられない」としながらも、中国で感染が広がっていることを受けて状況を注視していく考えを示した。
