日本語にはクレイジーな表現がいっぱい!?

日本語には外国人が驚くような表現がたくさんあります。その不可解な面白さを外国の方にも伝えてみたい!

そんなあなたにお届けする「驚きながら学ぶ!クレイジー日本語講座」
"Mind blowing tips! CRAZY JAPANESE LESSONS."

日本語独特の表現を、楽しみながら覚えていきましょう。

「断腸の思い」を英語で言うにはコレ!

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土屋: とてもとても悲しくて辛い思いのことを、日本語では「○○の思い」と言います。
When you're very sad and deeply heartbroken, we say "a feeling of the 〇〇" in Japanese.

「何」の思い?
What do you think it is?

ぺるり: ズバリ!ズボンのポケットにティッシュ入れたまま洗濯しちゃった!の思い。
I know! That’s a feeling of "Darn, I washed my pants with tissue in the pocket" !

土屋: いやピンポイントだなぁ!
You’re so specific.

悲しいっちゃ悲しいですけどそんなには悲しくもつらくもないでしょ。
It would make you sad, but not that sad or painful, right?

「とても悲しく辛い思い」を表す日本語表現はこちらです!
"Overwhelming sorrow" in Japanese is...!

「断腸の思い」
To feel gut-torn

ぺるり: 死んじゃう〜!腸を切るって〜!
Tear your guts? You’re gonna die!

土屋: どんだけ辛いんだって感じですよね。
Like, really? That bad? 

説得力を高めるにはこの一言!

この言葉は、中国の逸話が元になっています。
The phrase comes from a Chinese anecdote.

ある武将が船で川を渡っていると、従者が子猿を捕まえてその船に乗せました。
When a warlord was crossing a river in his boat, his servant caught a baby monkey and brought it on the boat.

近くにいた母猿は泣きながら船を追いかけ、まもなく死んでしまいました。
The mother monkey cried and chased after the boat, but died soon after.

従者が母猿の腹を裂いてみると、腸が断ち切られていたんだそうです。
When the servant ripped open the mother monkey’s belly, he found that its intestine had been torn off.

それでは、次回もお楽しみに!
See you at the next Lesson!

(連載「クレイジー日本語講座」第46回 / 毎週土曜更新)

プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。