「ジュエリー界を盛り上げたい」63年ぶり誕生石の追加

光り輝く「ダイヤモンド」は4月。真紅の色合いの「ルビー」は7月。

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これらは、アメリカで定められていたのを元に63年前、日本で誕生石として制定された宝石の数々。そこに12月20日初めて、新たに10種類の石が加えられることになった。

例えば2月の誕生石には、22日が「猫の日」であることにちなみ、猫の目に似ている「クリソベリル・キャッツ・アイ」を追加。

また、7月の誕生石には、夏の森のような緑色の「スフェーン」が加わる。

新たな石が加えられた背景には、コロナ禍で打撃を受けたジュエリー界を盛り上げたいという思いもあるという。

プレゼントに変化?追加で価格帯が広がる

誕生石が増えたことについて、宝石鑑定士は・・・

ザ・ゴールド 宝石鑑定士 渡邉賢一さん:
価格帯が広がったかなと。もともと買い求めやすい誕生石だと、(新たに)高価な誕生石(が追加)。高い誕生石が制定されていると(同じ月に)求めやすい誕生石が加わった。

実際に、宝石店で見てみると・・・

premium stone gallery ストーン・アドバイザー 沖本雅和さん:
(7月の誕生石)「ルビー」は安くても1カラット・約10~15万円。それに対し(7月の新しい誕生石)「スフェーン」は1カラット・約3万円~。

また、4月の誕生石はダイヤモンドのみだったが、新たに桜のイメージから、ピンク色の「モルガナイト」が追加に。こちらは1カラット・約1万円だという

会社員(40代):
選択肢が増えるとクリスマスプレゼントとかにも買いやすくなる。

学生(20代)
自分で買うならリーズナブルなほう。買ってもらうなら高いほう。

今回の追加で、29種類に増えた誕生石。

これを機に、宝石への関心も高めてもらいたいという。

(「めざましテレビ」12月21日放送)