ソデイカ漁が盛んな糸満 軽石は「大きな痛手」

沖縄県で「セーイカ」と呼ばれるソデイカの漁が12月1日から解禁された。糸満市はソデイカ漁が盛んで、県の拠点産地に認定されている。

軽石による影響が懸念される中、糸満市では漁師たちが新たな対策を講じ近く漁に向けて出港する。

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漁師 兼城昇さん:
軽石の影響がどれくらいあるか、ちょっと今は分からない状況なので、私は今のところは様子を見ていこうかと思っています。本当に参ってますね

糸満漁業協同組合 東恩納博組合長:
ソデイカといったら糸満と言われるくらい、ソデイカの水揚げのほとんどが糸満で。ソデイカが解禁になっても軽石のために出漁できないっていうのは、漁業者にとってはもう大変な痛手

船のエンジンは吸い込んだ海水で冷却される仕組みで、海水を吸い込む入り口にはゴミの侵入を防ぐ「こし器」がついている。漁師たちはこし器に軽石が詰まることを懸念して漁に出るのを見送っていたが、この状況を打開しようと新たな対策を考案した。

2つの「こし器」で対応、改良版を自作する漁師も

漁師 平田光則さん:
普通機関場っていうエンジンのところに「こし器」がついているんですけど、それを掃除しないといけないのでデッキの上に上げてあります。エンジンをかけたまま切り替えができるように

こちらの船では「こし器」を2つ取り付けていて、片方が軽石で詰まったとしてももう片方に切り替えて操業を続けることができるという。一方、新たな「こし器」を自作した漁師もいる。

糸満漁業協同組合 東恩納博組合長:
これが普通のサイズより長くて、石がいっぱい詰まっても普通のフィルターより長持ちします。コスト面もそんなにかかってない。

漁師たちは次々と解決策を考え、現状を打破しようと試行錯誤を続けている。

漁師 平田光則さん:
漁師町なんで、海に対する思いっていうのが人一倍強いかもしれないですね

糸満漁業協同組合 東恩納博組合長:
本当に漁に出たくて、どうにかして軽石対策をとらないと漁に出れないということで、試行錯誤して今のフィルターの案が出てきたと思っています。これはもう「海人魂」以外ないでしょうね

糸満漁協の漁師たちは、早ければ12月2日にもソデイカを求めて出港する予定だ。

(沖縄テレビ)